Ireland アイルランド Vol.14(GE2020 Vol.1)

All the below links are in English.

2020総選挙投票(2月8日)前のリンク(ツイート等)を取り急ぎ貼っておきます。
なお、この機会に書き加えさせて頂きますと、アイルランドは、イギリスという大国以外で欧州唯一の英語日常言語国であるため、各種情報を全て英語で直接理解することができる貴重な国です。
そして、イギリスの隣国であり歴史を通じた深い相互関係を現在も有するため、先月末に実現されたブレグジットの影響を最も大きく受ける国と言っても過言ではありません。
直接には同国に関係されない方々も、ブレグジットや世界の今後を考えるに当たって、今回の総選挙及びその後を見続けて損は無いと確信しております。
勿論、外国国民として、同国国民の方々を邪魔しないよう見守るのみです。
The Republic of Ireland (RoI) is the only European country other than a great power of the United Kingdom, where the English language is used on a daily basis. So she is regarded as a precious country, all the information of which we can understand directly in English.
Even now this U.K.’s neighbouring country has a profound mutual relationship with the U.K. which has been piled up throughout both of the two’s histories, so it is no exaggeration to say that she is the country which will be affected most by the Brexit.
When thinking about hereafters of the Brexit and the world, it is surely beneficial even for the people who are not involved in the RoI to keep watching the general election and its hereafter.
If we dare to say our own stance, “We have just watched and will keep watching the RoI, the U.K., the United States, etc. as foreigners who are careful not to disturb their citizens.”

Ireland Vol.61 (GE2020: miscellaneous) 8日追加
Ireland Vol.60 (GE2020: other parties) その他政党等
Ireland Vol.59 (GE2020: FG) フィナ・ゲール(統一アイルランド党;2011年3月から政権与党、2016年5月から少数単独政権)
Ireland Vol.58 (GE2020: FF) フィアナ・フォイル(共和党;2016年5月から confidence-and-supply arrangement 閣外協力)
Ireland Vol.57 (GE2020: SF) シン・フェイン
Ireland Vol.56 (GE2020)
Ireland Vol.55 (GE2020: newspapers)
Ireland Vol.53 (GE2020)

Ireland アイルランド Vol.13(電子書籍「アイルランドの政治・行政・企業・地方・大学」一部抜粋 Vol.4)

《続き》
第一章 政治機関
2.政党
(4)労働党(The Labour Party)
 ダブリン2のHume Streetにある。党首は、ブレンダン・ハウリン前公共歳出改革相(Wexford選挙区)である。
 1948-51年(コステロ政権)/54-57年(コステロ政権)/73-77年(コスグレイヴ政権)/81-82年(フィッツジェラルド政権)/82-87年(フィッツジェラルド政権)/94-97年(ブルトン政権)/2011-16年(ケニー政権)に統一アイルランド党と、92-94年(レイノルズ政権)に共和党と、連立政権を組んできた。
* 
◦ Dublin West(Joan Burton前副首相/定数4)
◦ Wexford(Brendan Howlin党首/定数5)
◦ Limerick City(Jan O’Sullivan前教育技能相/定数4)
◦ Longford-Westmeath(Willie Penrose元住宅計画担当閣外大臣/定数4)
 他方、EUにおいては、欧州人民党グループと協力関係にあり社会民主主義を謳う社会民主進歩同盟グループ(S&D)を、英国の労働党、ドイツの社会民主党、フランスの社会党などの政党と共に構成している。同グループは、2014年の選挙とその後の再編を経て191議席を占め、引き続き欧州人民党グループに次ぐ第2勢力となっている。2014年には、アイルランド労働党の得票率は国内4位で、議席は前回2009年の3から3減で0と惨敗し、無所属のNessa Childers氏1人がアイルランドからの同グループ所属となっている。

(5)緑の党(The Green Party)
 ダブリン2のSuffolk Streetにある、いわゆる環境政党である。党首は、エイモン・ライアン元通信エネルギー資源相(Dublin Bay South選挙区)である。
 2007-11年に共和党・進歩民主党(Progressive Democrats、2009年解党)と連立政権を組んだことがあり、通信エネルギー資源相及び環境遺産地方政府相のポストを占めた。
 他方、EUにおいては、欧州緑グループ・欧州自由連盟(Greens-EFA)を、他の緑の党と共に構成している。Greens-EFAは選挙後の再編も含めて2009年の57から2014年には51議席へと減らした。アイルランドの政党の中では2014年の欧州議会議員選挙の得票率は5位で、引き続き0議席のままである。

(6)その他
 2014年の欧州議会議員選挙での得票率6位以下の政党等に所属等する下院議員(カッコ内)及びその選挙区は以下のとおりである。
① Solidarity – People Before Profit
 AAA系3議席
◦ Cork North-Central(Mick Barry元コーク市議会議員/定数4)
◦ Dublin West(Ruth Coppinger元フィンガル州議会議員/定数4)
◦ Dublin South-West(Paul Murphy元Socialist Party欧州議会議員/定数5)
及び
 PBP系3議席
◦ Dún Laoghaire(Richard Boyd Barrett元Dún Laoghaire州議会議員/定数3)
◦ Dublin Mid-West(Gino Kenny元South Dublin州議会議員/定数4)
◦ Dublin South-Central(Bríd Smith元ダブリン市議会議員/定数4)
の合計6(うちダブリン圏内に5)議席を有している。
 この‘left of Labour’(労働者左派)政治グループは、Socialist Workers Party(SWP)及びSocialist Party(SP)と共に、Anti-Austerity Alliance(AAA)とPeople Before Profit(PBP) allianceにより形成され、正式に政党登録されている。
 尤も、2011年には5議席を獲得したUnited Left Alliance(ULA)でも、イデオロギーの近いSPとSWPは主な勢力であった。他方、両者は歴史的なライバルであり緊張関係があった上、前者はsectarianism、後者はconservatismという体質の違いもある。

② Independents 4 Change
◦ Wexford (Mick Wallace党首〔元建設会社職員〕/定数5)
◦ Dublin South-Central(Joan Collins元ULA下院議員/定数4)
◦ Dublin Fingal (Clare Daly元ULA・元Fingal州議会議員/定数5)
に合計3(うちダブリン圏内に2)議席を有している。

③ Social Democrats
◦ Dublin North-West(Róisín Shortall党首・元労働党下院議員・元保健省副大臣/定数3)
◦ Kildare North(Catherine Murphy元Kildare州議会議員/定数4)
に合計2議席を有しているとされている。

④ Workers & Unemployed Action
◦ Tipperary(Seamus Healy下院議員/定数5)
に1議席を有している。

⑤ 無所属Independent
◦ Donegal(Thomas Pringle元シンフェイン党ドニゴール州議会議員/定数5)
◦ Longford-Westmeath(Kevin Boxer Moran元共和党ウェストミーズ州議会議員/定数4)
◦ Dublin Bay North(Tommy Broughan元労働党下院議員;Finian McGrath障碍対策閣外大臣・元ダブリン市議会議員/定数5)
◦ Dublin Central(Maureen O’Sullivan下院議員/定数3)
◦ Dublin South-West(Katherine Zappone子供若者相/定数5)
◦ Dublin Rathdown(Shane Peter Nathaniel Ross元上院議員/定数3)
◦ Galway East(Seán Canney元ゴールウェイ州議会議員/定数3)
◦ Galway West(Noel Grealish元ゴールウェイ州議会議員;Catherine Connolly元ゴールウェイ市議会議員/定数5)
◦ Roscommon-Galway(Denis Naughten通信気候変動環境相・元統一アイルランド党上院議員;Michael Fitzmaurice元ゴールウェイ州議会議員/定数3)
◦ Clare(Michael Harty下院議員/定数4)
◦ Tipperary(Michael Lowry元交通エネルギー通信相;Mattie McGrath元サウスティペラリー州議会議員/定数5)
◦ Waterford(John Halligan教育技能省訓練技能イノベーション研究開発担当閣外大臣/定数4)
◦ Cork South-West(Michael Collins下院議員/定数3)
◦ Kerry(Danny Healy-Rae下院議員;Michael Healy-Rae下院議員/定数5。両者は兄弟である。)
に合計19議席ある。

⑤ 国会に議席を持たないが地方議会に議席を持つ政党としては、Workers’ Party of Ireland (1905年に創立されたシンフェイン党をルーツとする政党)、などがある。

当ウェブサイトにおける今般の一部抜粋はひとまずここまでとする予定です。

Ireland アイルランド Vol.12(電子書籍「アイルランドの政治・行政・企業・地方・大学」一部抜粋 Vol.3)

《続き》
第一章 政治機関
2.政党
(2)共和党(Fianna Fáil)
 英語では Soldiers of Destiny 即ち 運命の兵士達 という意味であるが、副題のRepublican Partyから日本語では共和党と訳されている。ダブリン2のLower Mount Streetにある。党首は、ミホール・マーティン下院議員(元外相;Cork South-Central選挙区)である。
 2011年に政権を失うまで、エイモン・デヴァレラ(1932-48、51-54、57-59年)、ショーン・リーマス(59-66年)、ジャック・リンチ(66-73、77-79年)、チャールズ・ホーフィー(79-81、82、87-92年)、アルバート・レイノルズ(92-94年)、バーティー・アハーン(97-2008年)、ブライアン・カウエン(08-11年)各氏が首相を務め、1932年からの85年間に合計約60年もの間、政権を担ってきた。
*  2018年9月時点
◦ Cork South-Central(Michael McGrath影の財務相;Micheál Martin党首・元外相/定数4)
◦ Cork North-Central(Billy Kelleher影の保健相・元貿易商務担当閣外大臣/定数4)
◦ Cork North-West(Michael Moynihan野党院内幹事(Chief Whip)/定数3)
◦ Galway West(Éamon Ó Cuív影の地域開発農村地域ゲール語地域相・元防衛相/定数5)
◦ Mayo(Dara Calleary影の公共改革歳出相・元労働問題担当閣外大臣/定数4)
◦ Limerick County(Niall Collins影のビジネス企業イノベーション相/定数3)
◦ Limerick City(Willie O’Dea影の社会的保護相/定数4)
◦ Carlow-Kilkenny(John McGuinness財務公共歳出改革首相委員会委員長・影の小ビジネス規制枠組相・元貿易商務担当閣外大臣/定数5)
◦ Laois(Seán Fleming公共会計委員会委員長/定数3)
◦ Kildare South(Seán Ó Fearghaíl下院議長/定数3)
◦ Longford-Westmeath(Robert Troy 影の交通観光スポーツ相/定数4)
◦ Cavan-Monaghan(Brendan Smith外務貿易共同委員会委員長・元農業水産業食料相)/定数5)
◦ Donegal(Charlie McConalogue影の農業食料海洋相;Pat “the Cope” Gallagher下院副議長・元健康増進食品安全担当閣外大臣・元欧州議会議員/定数5)
 EUにおいては、新自由主義経済・中道主義を標榜して創られた親EUの欧州自由民主同盟(ALDE)の構成員である。2014年の欧州議会選挙では3議席を維持したが、各国のALDE構成政党は退潮しALDEは84議席から70議席へと減らし、第3グループから第4グループへと後退した。

(3)シンフェイン党(Sinn Féin)
 英語では We Ourselves(或いは Ourselves Alone)即ち 私達自身(のみ)という意味である。Arthur Griffithが創ったCumann na nGaedhael(ゲール語。英語ではTribe of the Gaels ゲール民族。)とBulmer Hobsonが創った Dungannon Clubs の両グループが合併して・・・1905年に最初のSinn Féinができた。1922年に英愛条約賛成・反対の内戦により党が割れ、共和党と統一アイルランド党が分派して各々結党された。
 ジェリー・アダムズ議員(Louth選挙区)が1983年から2018年2月まで党首として党を率い、メアリー・ルー・マクドナルド議員(Dublin Central選挙区)がその後引き継いでいる。ダブリン1のParnell Squareにある。
* 
◦ Louth(Gerry Adams党首;Imelda Munster下院議員/定数5)
◦ Cavan–Monaghan(Caoimhghín Ó Caoláin元同党下院議員団長/定数4)
◦ Kerry North-West Limerick(Martin Ferris下院議員/定数5)
◦ Cork North-Central(Jonathan O’Brien下院議員/定数4)
◦ Dublin South-Central(Aengus Ó Snodaigh下院議員/定数4)
◦ Dublin North-West(Dessie Ellis下院議員/定数3)
◦ Dublin Central(Mary Lou McDonald下院議員/定数3)
 EUにおいては、NATO の廃止とロシアも加盟しているOSCEの強化を謳う欧州統一左派・北方緑の左派同盟(GUE/NGL)を、ギリシャ与党のSYRIZAなどの社会主義・共産主義政党と共に構成している。2010年の欧州債務危機により財政規律への反感や改革疲れが広がり、GUE/NGL は2009年の35から2014年には52議席へと増やし、シンフェイン党もアイルランドで2009年の0から2014年には4議席へと増やした。

Cyber Security etc. サイバーセキュリティ等 Vol.4

今日は全て日本語です。取り急ぎ以下、述べ、また、貼っておきます。
悪質な各種サイバー加害者は本当に罪深い、と日々感じます。広義の加害意図が悪質さを決する非常に大きな要素であると考えます。
誰かの身体を傷付けたり金銭を奪ったり目に見える形でした場合は勿論ですが、そうでなくとも、被害者の労働の効果を下げ、心労をもたらし、対応せざるを得ない被害者の労力や時間や、まだ目に見える形にはなっていない金銭をも奪い、個人や会社の私益が大きく損なわれますから。
そして勿論、折角5Gのようなテクノロジーにより便利さ・幸福感や利益を誰しも思う存分享受できるはずなのに、心労や不利益・利益喪失だけが残るという結果により公益も大きく損なわれますから。
言わずもがなですが、他人の名前等を勝手に使ってサイトに表示する売買を行う等も確実に違法です。加害者はわざわざその他人の名前等をグーグルに登録だけはしているが、開けるとその名前等関連のものは何も出て来ないものもあります。それらサイトのうちには、実際には売買を行っておらず、ウィルスまみれになっているものもあるようです。
現状では、刑事法上の逮捕・勾留・起訴を普通に行うしか、抑止手段はありません。罪刑の有無等は、勿論、確定判決によります。
近い将来には、悪質な加害意図により行われたサイバー加害を厳罰化しないと、経済活動も大きく滞り、公益私益併せた国益に大きく反します。関係する政治家や省庁等が対応すると思料します。
なお、弊社及び代表中港は、物品の売買に直接携わったことはこれまで無く、今後も予定はありません。電子書籍を含め、あくまでリサーチ・コンサルティング等のみです。
また、日本語のツイートだけを取り上げる機会が多くないので、本投稿にツイートを後日追加する可能性が低くありません。


 https://twitter.com/h_nagayama/status/1092316493449125888

U.S.A. アメリカ Vol.98(Connecticut コネティカット州)

All the below links/tweets but some in Japanese are in English.

取り急ぎ標記につき以下貼っておきます。
Connecticut Vol.6 (state, cities, etc.)
Connecticut Vol.5 (New Haven, Hartford, etc.)
Connecticut Vol.4 (economy, etc.)
Connecticut Vol.3 (corporations)
Connecticut Vol.2
Connecticut Vol.1

ツイッター検索で「Connecticut Japan」「コネチカット州」等と入れると出て来たもの


https://twitter.com/AFP/status/1179557269962256386

U.S.A. アメリカ Vol.97(Oregon オレゴン州)

All the below links/tweets but some in Japanese are in English.

取り急ぎ標記につき以下貼っておきます。
Oregon Vol.7 (cities, companies, etc.)
Oregon Vol.6 (cities, etc.)
Oregon Vol.5 (state, cities, etc.)
Oregon Vol.4 (corporations)
Oregon Vol.3 (University of Oregon, Willamette University)
Oregon Vol.2 (Oregon State University)
Oregon Vol.1

ツイッター検索で「Oregon Japan」「オレゴン州」と入れると出て来たもの


@PDXJapaneseGdn


https://twitter.com/hazardlab/status/1167106065131036673

Ireland アイルランド Vol.11(電子書籍「アイルランドの政治・行政・企業・地方・大学」一部抜粋 Vol.2)

《続き》
第一章 政治機関
1.国民議会
(3)下院
 下院も英国庶民院(British House of Commons)をモデルとして創られている。2016年3月からの第32回議会下院議長(Ceann Comhairle)は、ショーン・オフィアゲイルSeán Ó Fearghaíl下院議員(共和党、Kildare South選挙区/定数3)である。 定数158を有権者の投票で選出する。各市(county)・州(county)を跨ぐものも含めて、40選挙区は、下記*のとおり。
* Carlow–Kilkenny(5)、Cavan–Monaghan(4)、Clare(4)、 Cork East(4)、 Cork North-Central(4)、Cork North-West(3)、 Cork South-Central(4)、Cork South-West(3)、 Donegal(5)、Dublin Bay North(5)、Dublin Bay South(4)、Dublin Central(3)、Dublin Fingal(5)、Dublin Mid-West(4)、Dublin North-West(3)、Dublin Rathdown(3)、Dublin South-Central(4)、Dublin South-West(5)、Dublin West(4)、Dún Laoghaire(4)、Galway East(3)、Galway West(5)、Kerry(5)、Kildare North(4)、Kildare South(3)、Laois(3)、Limerick City(4)、Limerick County(3)、Longford–Westmeath(4)、Louth(5)、Mayo(4)、Meath East(3)、Meath West(3)、Offaly(3)、Roscommon–Galway(3)、Sligo–Leitrim(4)、Tipperary(5)、Waterford(4)、Wexford(5)、Wicklow(5)
 憲法28条のとおり下院が首相を選出し、憲法13条のとおり大統領が首相を任命する。憲法13条・16条・28条のとおり、議会により不信任となれば首相は辞任又は下院解散をする。選挙は5年以内に行うこととされており、また、憲法13条のとおり首相は大統領に解散を求めることができる。憲法15条のとおり、解散後30日以内に選挙が行われる。前回から4年しか経っていなかった2011年の選挙は、解散によるものであり、野党であった統一アイルランド党が勝利した。
 また、憲法28条のとおり議院内閣制であり、閣僚は首相により指名され、議会により承認された後、憲法13条のとおり大統領により任命される。内閣は7人以上15人以下により構成されねばならず、首相・副首相・財務相は下院議員でなければならず、上院議員は2人以下で他は全員下院議員である。

2.政党
 思想面のざっくりとした印象としては、右から、統一アイルランド党/共和党/シンフェイン党/労働党 である。
 なお、選挙が日本人には馴染みのない単記移譲式投票(STV。以下、本書において選挙区 □ 位と記しているのは全て、あくまで地盤の目安として2016年下院選挙での第一選好得票。)で行われている。選挙区毎の人口は少なく、一票で複数候補者を順位付きで挙げる投票がされている。

(1)統一アイルランド党(Fine Gael)
 英語では、 Family/Tribe of the Irish 即ちアイルランド人の家族/部族 という意味である。党本部がダブリン2のUpper Mount Streetにある。
 警察内部告発者スキャンダル等を受けてエンダ・ケニー前首相が退陣し、2017年5月にレオ・ヴァラッカー前社会的保護相が党首そして首相に選出された。
 2011年以降現在まで政権与党であり、02年から党首を務めていたケニー議員が政権を率いていた。11-16年は労働党との連立政権であった。16年には下院の議席を79から49へと大きく減らした 選挙結果を踏まえて共和党とも協議の上で、単独少数政権に無所属が協力する形になっている。
 2011年は14年ぶりの政権交代であり、以前には1933年の結党以来、ジョン・ブルトン(94-97年)、ギャレット・フィッツジェラルド(81-82、82-87年)、リアム・コスグレイヴ(73-77年)、ジョン・コステロ(48-51、54-57年)各氏が同党から首相となっている。
 独立戦争(Irish War of Independence;1919-21年)よりも酷いとされる内戦(Irish Civil War;22-23年)で対峙した英愛条約(Anglo-Irish Treaty;21年)反対派の系譜である共和党とは、政策もかけ離れている訳ではないところ、連立政権が珍しくない政治史において一度も連立政権を組んでいない。
* 2018年9月時点
◦ Dublin West(Leo Varadkar首相/定数4)
◦ Dublin South Central(Catherine Byrne保健省閣外大臣/定数4)
◦ Dublin Bay North(Richard Bruton教育技能相/定数5)
◦ Dublin Bay South(Eoghan Murphy住宅計画地方政府相/定数4)
◦ Dún Laoghaire(Mary Mitchell-O’Connor教育技能省閣外大臣/定数3)
◦ Mayo(Enda Kenny前首相;Michael Ring農村コミュニティ振興相/定数4)
◦ Limerick City(Michael Noonan前財務相(次期選挙にて引退予定)/定数4)
◦ Limerick County(Patrick O’Donovan財務省・公共歳出改革省閣外大臣;Tom Neville元州議会議員/定数3)
◦ Laois(Charlie Flanagan司法公平相/定数3)
◦ Clare(Pat Breen企業イノベーション省・雇用社会的保護省・首相府・司法公平省閣外大臣;Joe Carey元州議会議員/定数4)
◦ Kildare North(Bernard Durkan下院議員/定数4)
◦ Kildare South(Martin Heydon同党下院議員団長/定数3)
◦ Wexford(Michael D’Arcy財務省・公共歳出改革省閣外大臣;Paul Kehoe首相府・防衛省閣外大臣/定数5)
◦ Cork North West(Michael Creed農業食料海洋相/定数3)
◦ Cork North Central(Dara Murphy前首相府・外務貿易省・司法公平省閣外大臣/定数4)
◦ Cork South Central(Simon Coveney外務貿易相/定数4)
◦ Cork East(David Stanton司法公平省閣外大臣/定数4)
◦ Wicklow(Simon Harris保健相;Andrew Doyle農業食料海洋省閣外大臣/定数5)
◦ Meath West(Damien English住宅計画地方政府省閣外大臣/定数3)
◦ Donegal(Joe McHugh政府与党院内幹事/定数5)
◦ Sligo-Leitrim(Tony McLoughlin元州議会議員/定数4)
◦ Cavan-Monaghan(Heather Humphreys文化遺産ゲール語地域相/定数4)
◦ Galway West-South Mayo(Seán Kyne農村コミュニティ省・通信気候対応環境省閣外大臣/定数5)
 他方、EUにおいてキリスト教民主主義を標榜して創られた欧州人民党(European People’s Party)を、ドイツのキリスト教民主同盟(Christian Democratic Union of Germany)、スペインの国民党(People’s Party)、オーストリアの国民党(Austrian People’s Party)などの与党、フランスの共和党(Les Républicains)、イタリアのフォルツァ・イタリア(Forza Italia)などの元与党、と共に構成し、最大グループとなっている。
 欧州議会ではアイルランドには、2009年は12議席、2014年は11議席が与えられている。選挙区は、2009年にはダブリン(定数3)/北部西部(定数3)/東部(定数3)/南部(定数3)と全土を四分割されていたが、定数が11になったのに伴い、2014年にはダブリン選挙区(定数3)/中部北部西部選挙区(定数4;Midlands – North West)/南部選挙区(定数4)と全土三分割とされている。統一アイルランド党は、2014年、定数11議席のうち引き続き4議席を獲得した。

Ireland アイルランド Vol.10(電子書籍「アイルランドの政治・行政・企業・地方・大学」一部抜粋 Vol.1)

 当ウェブサイトにも掲載している私の電子書籍「アイルランドの政治・行政・企業・地方・大学: 英文脚注15000以上-アイルランド・米国・英国・欧州・日本企業情報を含む」(Kindle版;2018年9月出版)の「政治」部分の一部抜粋を、アイルランドの次回総選挙までに当サイトにおいて無料でご紹介しよう、とイギリスの総選挙が終わって二週間ほど経った昨年末に考えておりました。重労働であったことから電子書籍価格自体は安価ではない一方、この書籍内の日本語情報全般が世の中にほぼ無いと考えられるためです。
 しかし、その時点では首相はすぐに下院を解散して総選挙をしようとは考えていないと総合的に理解でき、また、それが妥当な判断であろうというのが私見でもありましたので、今年もう少し後でやろうと考えておりました。ところが、今月中旬、首相は解散に踏み切り、来月8日投票となりました。(※1.)
 アイルランドは大国ではありませんがEU加盟国でイギリス以外の唯一の英語日常言語国家であり、また、イギリスのブレグジット断行、EU域内の企業の動向などを観察する上でも、我が国が現実に実施している日EUEPAを含む対EUや対加盟各国、そして今後の対イギリスの各種の付き合いなどを思考する上でも、アイルランドの総選挙の情勢や結果は、関係の深くない一般の読者の方々も少し把握しておくべきです。その際には、私の今般の一部抜粋等が少しお役に立てそうです。
 念のためですが、この電子書籍自体が、客観的・中立的・非政治的なものになるよう心掛けて創ったものですので、外国の総選挙結果に影響を与えようという意思その他はそもそも毛頭無く、そういう効果が無いとも考えております。また、15000以上の英文脚注のうち、「行政機関」部分は6900程度、「民間企業」部分は6400程度である一方、「政治」部分は500程度であることが示すとおり、同部分の電子書籍全体におけるウェイトは概ね30分の1程度です。それを何回かに分けて当サイトその他において一部抜粋等という形でご紹介いたします。
 なお、アイルランドは議院内閣制であるため、総選挙後には閣僚の一部は交代する等はあるでしょう。しかしながら、行政全体の枠組みや内容・手法、そして民間企業の動向がすぐに激変する、とは基本的には考え難いです。また、「政治」部分でも、投票方法、政党、選挙区情勢などがすぐに激変することも考え難いです。この電子書籍の出版時に書きましたとおり、概ね10年程度以上は活用して頂けるのではないかという考えも、今のところ変わっておりません。
 また、書籍内にある脚注については、この一部抜粋等においては全て省略しておりますが、それは厳密に言えば(他所で書いた)「英語リサーチに関連するレポート等に係る私見」に沿いません。しかしながら、我が国の現状とかけ離れた“べき論”をいきなり強く主張し続けても現実的効果が出るはずも無く、無償である今般は一国民として現実的な対応とさせて頂きたく存じます。
 更に、これは若干細かいと言えば細かいですが、首相の姓は何度聴いても「ヴァラドゥカー」と聞こえますが、インターネット上では「バラッカー」という表記が最も多く、次いで「ヴァラッカー」となっていたため、全て「ヴァラドゥカー」を「ヴァラッカー」と修正した上で出版しました。皆様はどのように聞かれますでしょうか。一般論ですが、世間標準の片仮名表記は今後変更される可能性があろうかと存じます。
 以上、取り急ぎ自分の考えを書きました。
                               中港 拓

 では、標記の本日分、一部抜粋Vol.1をご覧ください。
(英語ではないローマ字の言語は、ゲール語(※2.)です。※1.、2.とも、本投稿一番下をご覧ください。)

第一章 政治機関
1.国民議会(Oireachtas)
 アイルランド共和国憲法 に基づき、議会は、大統領、上院、下院からなる。また、上院(Seanad Éireann;定数60)より下院(Dáil Éireann;定数158)が優位にある。両院ともダブリン2のKildare Streetにあり、ラインスター・ハウス(Leinster House)と呼ばれている。

(1)大統領(Uachtarán na hÉireann)
 大統領府(Áras an Uachtaráin)は、ダブリン8のPhoenix Parkにある。
 アイルランド共和国憲法12条により、共和制の下で国家元首(head of state)として国事行為・儀礼を司る大統領が置かれ、国民による直接選挙で選ばれる。
 1期7年で2期14年まで可能であり、第6代(1976-90年;パトリック・ヒラーリー;共和党)、第3代(59-73年;エイモン・デヴァレラ;共和党)、第2代(45-59年;ショーン・オケリー;共和党)は2期14年務めている。これまで、無所属、共和党、労働党から、大統領が出ている。
 現職は、2011年10月当選・同年11月就任のマイケル・ヒギンズ氏(労働党)であり、第9代である。
 
(2)上院
 上院は英国貴族院(British House of Lords)をモデルとして創られている。上院トップである上院議長(Cathaoirleach)は、2016年6月からデニス・オドノヴァン上院議員(共和党)である。
 憲法18条により、下院解散から90日以内に上院改選を行うこととされている。定数60のうち、11人が首相(Taoiseach)から任命され、3人がTCD卒業生によりまた3人がNUI Galway卒業生により選出され、43人が下院議員や引退する上院議員や州議会議員・市議会議員が構成する文化・教育/農業/労働/産業・商業/公共経営のパネルにより選出される。
 憲法23条のとおり、下院で可決され送られた予算関連以外の法案に90日以内に同意する権限が与えられており、上院が同意しない場合は更に180日後に下院は上院が同意したものと看做されるという意味で、上院には法案成立を遅らせる権限があると言える。予算関連法案については、憲法21条のとおり、21日以内に上院は推薦案と共に下院に戻すものとされ、その推薦案を受け入れない又は法案自体が戻って来ない場合、下院はその21日が経った時点で法案が両院で可決されたと看做される。
 2016年4月の上院選挙を経て、第25回上院は、
◦ 統一アイルランド党(Fine Gael)19議席
◦ 無所属(Independent)14議席
◦ 緑の党(Green Party)1議席
◦ 共和党(Fianna Fáil)14議席
◦ シンフェイン党(Sinn Féin)7議席
◦ 労働党(Labour Party)5議席
となっている。
 首相任命11人中、統一アイルランド党6人/無所属5人(うち3人は統一アイルランド党と共和党の合意による)となっている。TCD選出3人は無所属2人/労働党1人、NUI Galway選出3人は全員無所属である。パネル選出43人については、
◦ 文化・教育パネル5人(統一アイルランド党2/共和党2/シンフェイン党1)
◦ 農業パネル11人(統一アイルランド党3/無所属1/緑の党1/共和党3/シンフェイン党2/労働党1)
◦ 労働パネル11人(統一アイルランド党3/無所属1/共和党4/シンフェイン党2/労働党1)
◦ 産業・商業パネル9人(統一アイルランド党3/無所属1/共和党3/シンフェイン党1/労働党1)
◦ 公共経営パネル7人(統一アイルランド党2/無所属1/共和党2/シンフェイン党1/労働党1)
となっている。

※1. 昨年何度か見ていたものとは異なりますが、今月インターネット上で発見できたものの一例。
https://www.irishexaminer.com/breakingnews/ireland/taoiseach-eyeing-up-may-2020-general-election-date-950360.html
https://www.joe.ie/news/ireland-hold-general-election-early-2020-651483
※2. 第一公用語。ただ、事実上は、第二公用語である英語が日常言語。

U.S.A. アメリカ Vol.96(Florida フロリダ州)

All the below links are in English.

取り急ぎ標記につき以下貼っておきます。
Florida Vol.11 (incl #coronavirus) 5/23追加
Florida Vol.10 / 2020 Democratic Party presidential primaries Vol.31 (#SuperTuesday3) 5/6追加
Florida Vol.9 (state)
Florida Vol.8 (cities)
Florida Vol.7 (companies)
Florida Vol.6 (Tampa, Orlando, Miami, economy, etc.)
Florida Vol.5 (Tallahassee, Jacksonville, Miami, economy, etc.)
Florida Vol.4 (economy, etc.)
Florida Vol.3 (corporations)
Florida Vol.2 (corporations)
Florida Vol.1
cf.
Crisis Management Vol.4 (The Bahamas #HurricaneDorian)
Crisis Management Vol.3 (Maria, Irma, Harvey; Puerto Rico, et al.)
US Policy Changes Vol.73 (US business school professors Vol.6)
I took a ride on Japan’s legendary bullet train and there’s one thing I would change for my next trip (03/02/2019) | @businessinsider
Can this new privately funded train reshape transit in Florida? (05/15/2018) | @fastcompany
South Florida’s Trains Are Combining Private-Public Transit, Just Like Japan (01/2018) | @PalmBeacherMag
etc.

ツイッター検索で「Florida U.S. Japan」等と入れると出て来たもの(日本語ツイートは U.S.A. Vol.95をご覧ください。)


 https://twitter.com/switchfoot/status/1122690954597584896
 https://twitter.com/MendesCrewInfo2/status/1074479296838844416

U.S.A. アメリカ Vol.95(Florida フロリダ州)

All the below tweets are in Japanese.

取り急ぎ標記につき以下貼っておきます。

When “フロリダ州” was searched on Twitter, there were the below tweets in Japanese. (Florida-related tweets searched in English will be on U.S.A. Vol.96.)
日本語ツイッター検索で「フロリダ州」と入れると出て来たもの(英語ツイート等は Vol.96 で。)


 https://twitter.com/epochtimes_jp/status/1207056593528877056
 https://twitter.com/yymods/status/1219068138894942208
 https://twitter.com/focustaiwanjapa/status/1143489330465271808