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Vol.7 2008年世界金融危機(第3章-3)
第三に人の流れの減少の面である。
2008-09年の急速な貿易の収縮においては、グローバルな相互の繋がりを縮小させることが政策として選択されたのでは決してなかったが、外国人の求職に反対する国民が英独では過半数を超えるなど国民感情の転換はあった。
また、2008年には自国に移民が押し寄せ労働市場が崩壊し得るグローバリゼーションの時代になっており、新興国が自国のみで破綻していた1990年代よりも先進国の不安は遥かに大きく、先進国は新興国にカネ・モノ・労働力の市場において徹底した対策を要求していたが本来効果のある対策も徐々に効果的でなくなった。
(あくまで参考:The Rise and Fall of Pyramid Schemes in Albania | Christopher Jervis、The Free Movement of Workers in an Enlarged European Union: Institutional Underpinnings of Economic Adjustment | IZA、Fact Sheets on the European Union | European Parliament)